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キラウエア火山噴火の危険度は?亀裂から噴き出す溶岩が街を襲う!

みなさん、こんにちは。
yosih3です。

 

今回は、5月3日に突然噴火したハワイ島のキラウエア火山が未だ活動の終息を

感じさせない勢いで、また噴き出した溶岩による被害が徐々に広がっており、

現在はどの様になっているのか?が気になりましたので、ちょっと調べて

みたいと思います。

 

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そもそもキラウエア火山はどのくらいの頻度で噴火していたのか?

 

キラウエア火山は、ハワイ島を構成する5つの楯状火山の1つで、

マウナロア火山と共にハワイ火山国立公園に指定されている活火山です。

キラウエア火山にはキラウエアカルデラ内にある「ハレマウマウ火口」を

主として、「オーバールック火口」「キラウエアイキ火口」

「プウオオ火口」があり、その間で地面に亀裂が入り、

亀裂からも溶岩が噴き出すため、いつどこから溶岩が噴き出すのかが

分からない為、むやみに近づくのは本当に危険です。

 

今回の噴火においても、住宅地周辺に15の新たな亀裂が出来、

溶岩が噴出していたが一旦止まったように思われました。

ところが数日後それまで亀裂が集中していた所から1.6キロほど

離れた所で新たに出来た亀裂から溶岩が再度噴出し始めるといった

予測不能な事態に陥っています。

 

キラウエア火山は1983年1月にプウオオ火口から34年以上続いており、

20世紀中だけで45回の噴火が記録されています。

現在まで活火山であるがゆえに、いつ噴火してもおかしくない状態

であるのは間違いないので、この火口付近まで観光として近づくという

ツアーがあったのは、ちょっと考えると相当怖いツアーですよね。

 

実際過去には、溶岩流で出来た海岸が突然海中に没し、2名がお亡くなりになる

事故が記録されています。

一応1983年から2017年までの死者はこの2名だけです!みたいな事を

書いてありましたが、「たまたま」2名で済んでいるだけであって、

自然を相手にしているだけにもっと凄惨な事故がいつ起こっても

おかしくないと思うのですが、私が心配性なだけなんでしょうか?

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5月3日、突然の噴火!そして現時点での火山活動は?

 

5月3日に突如噴火したキラウエア火山は、12日に新たな亀裂から

溶岩が噴き出し、高さ30メートル、幅45メートルに広がっている

とのことで、国立公園が無期限で全面閉鎖されるなど、依然として

活動は活発なままです。

 

名古屋大学大学院環境学研究科、山岡教授のお話では、過去20~30年の中では

非常に珍しい噴火との事で、理由としては、これまではプウオオ火口から

溶岩を噴出していたのが、今回は少し北東へずれたレイラニ・エステート

という地域で溶岩が噴出しました。

 

平たく言うと、これまではちゃんと火口から溶岩が噴き出していたのが、

いきなり人が住んでいる地域から噴火したという事で、噴き出す高さは

せいぜい10m前後だったが、実際噴石でケガをされた方もいらっしゃいますし、

住宅が飲み込まれる被害も出ており、上記の様に突然新たな場所から

噴出する可能性もあるため、当面は予断を許さない状況です。

現在1700人以上の方が避難し、レイラニ・エステート地区では5棟が

溶岩に潰されて、道路も溶岩で覆われ二酸化炭素濃度が上昇しており、

24日時点発表では82棟の住宅が被害に遭い、890ヘクタールが焼失し、

けが人は1人にとどまっていますが、24日夕方に大規模な噴火があり、

火山灰は3000メートルまで吹き上がっており、生活用水に降灰の影響が出る

懸念があるとの事。

26日時点では溶岩が海に流れ込み有毒ガスが発生しており、

更に警戒を呼び掛けている状況との事です。

 

ハワイ島自体、地質学者からすれば火山の標本の様な場所という事で、

火山としては典型的なもので、地球の中心深さ3000キロくらいの所から

マントルが上昇して噴火を起こしているという事です。

山岡教授によると、ハワイ島は結構大きいので噴火を起こしている

地域以外は特に問題ないとの事で、溶岩の被害に遭われた方や、

地域の方はこれからが大変なのはわかりますが、ハワイ島への渡航自体は

それほど心配する事ではなさそうです。

今はダメですよ!くれぐれもご注意を。

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