ペット

愛犬が老犬で散歩も歩かない。食べない・飲まない状態で余命は?

みなさん、こんにちは。

yoshi3です。

 

今回は、我が家にもおります「愛犬」の話題ですが、決して明るいとは言い難い

少し重めの内容です。

命あるものに、皆等しく訪れる「老い」と「最後」の話です。

人間社会においても、ペット社会においても、「老い」は避けて通れない問題で、

この問題には当事者にしか分からない苦労や心労が付いてきます。

そんな「老犬」となった、またこれからなる愛犬の事を少し考えてみたいと思います。

 

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老犬が散歩に行きたがらない。その原因は?

 

老犬となった時に分かりやすい症状としては、まず散歩に行きたがらなくなります。

原因としては、個別の状態にも依りますが・・・

① 筋肉や関節などに痛みがあり、「動く」ことが負担になっている

② 身体の老化と共に「心の老い」により、毎日同じコースの散歩に

関心がなくなり楽しくない。

など、理由は様々です。

 

①の様に体のどこかに異常がある場合は、仮に散歩に出ても

歩き方など普段と違う事が見受けられる可能性が高いので、

すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

 

②の場合は単に関心の問題ですので、ここは飼い主さんの努力不足

といいますか、ちょっと工夫をすることで解消できますね。

 

散歩は毎日決まった時間にキチンと行ってたのに・・・

そう思っていても、愛犬からすれば何年も同じコースを同じ時間、

同じペースで歩いてもだんだん楽しくなくなるのは仕方ないと思いませんか?

ちょっとした工夫でまた喜んで散歩に行くかも知れませんよ。

それでも行かない場合は、①の身体的な原因の可能性が高いので、

十分注意して様子をみてあげましょう。

 

老犬に多い「後ろ脚」の力が無くなるのは、筋力の低下がまず後ろ脚から

始まるからです。

大抵の場合、前足は後ろ脚ほど筋力低下はしていません。

ですので、まだ筋力が有るうちは散歩に出かけた方が、前足の筋力低下を

防ぐ運動になります。

 

よく、後ろ脚の状態をみて散歩を断念される方がいらっしゃるのですが、

ヨタヨタしていまう愛犬の姿を可哀そうで見たくないお気持ちは分かりますが、

そこで散歩をやめてしまうと、力が残っていたはずの前足の筋力まで奪って

しまう事になり、結果的に「寝たきり」を早めてしまう事になります。

 

後ろ脚の筋力低下でよろめく事が多くなってきたときに使う器具が

「ハーネス」です。

ハーネスは首輪と違い、胴体を支えることが出来ますので、

よろめく事が多くなった愛犬との散歩は是非ハーネスを利用しましょう。

最近ではサイズ調整が可能で洗濯機でも洗えるような物から、

お洋服代わりになる様な可愛らしいデザインの物まで、幅広く商品が揃っている

のは老犬と向き合う愛犬家としてはうれしいですよね。

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食欲が落ちて、ごはんを食べない。その原因は?

 

老犬がご飯を食べない原因は、大きく分けて2通りが考えられます。

① 病気が原因の場合。

② 病気以外の事が原因の場合。

 

病気以外の事が原因であれば、さほど大きな問題にはなりにくいのですが、

病気が原因であれば、まずは早期発見が第一です。

 

「年齢的にも老犬になったから、食べなくなっても仕方ない」と、

勝手な判断をするのではなく、早めの適切な対応が愛犬の快適な老後を

サポートすると考えてください。

 

ご飯を食べなくなるのは、代謝の変化が原因。

 

老犬になって食事と密接な関係にあるのが代謝の低下です。

老犬になると、まず運動量が減り、筋力が低下します。

それに伴って内蔵の機能も低下し結果的に代謝量も減り、

本能的に摂取するカロリー量も減る事になります。

 

これがご飯を食べなくなる主な原因です。

 

このとき、獣医さんのお話では、一つの目安として見て頂きたいのが、

体重の変化」です。

病気での食欲低下と比べて健康な状態での食欲の低下は、

体重がほとんど変わらない。という事です。

あくまでも一つの目安であると念を押されていましたが、

体は健康な場合、筋肉量が落ちる事で体重も確かに落ちるのですが、

基本的には緩やかな落ち方、数か月単位で数%程度の減少がほとんどです。

 

体重が落ちないワンちゃんもいます。

 

老犬がご飯を食べなくなった時は、まず体重をチェックしてみる

事も健康状態をみる一つの手段です。

何度もしつこい様ですが、これはあくまで目安ですので、

気になる症状などがある場合はすぐに獣医さんへ見せてください。

 

人間にも共通する事ですが、やはり早期発見。これが一番です。

 

食事に関しては、ドッグフードよりジャーキーなどの

おやつの方が良く食べるからと、おやつを多く与えている方も

いらっしゃるようですが、おやつはドッグフードに比べ消化の悪いものが多く、

内蔵機能が低下している老犬は消化不良を起こしやすくなりますので

注意が必要です。

 

ですので、食事内容なども掛かりつけの獣医さんと相談しながら

選ぶようにして下さい。

 

愛犬との別れ。寿命を告げるサインとは?

 

考えるだけで辛くなってしまいますが、この現実はしっかりと

受け止めてあげるのが飼い主の義務であると思います。

愛犬が少しでも安らかにその人生の最後を迎えられるように、

しっかりと向き合ってあげたいですね。

 

「寿命が近い」と一般的によく言われている症状ですが、

 

・下痢・嘔吐を繰り返すようになる。

恐らくその頃には食べる事をほぼしなくなりますので、

下痢・嘔吐の量も少量です。

 

・ご飯を食べない、水を飲まない。

これは先にも記述いたしましたが、健康なワンちゃんでも

いずれその様になっていきます。

老犬は脱水症状を起こしやすくなるので、自力で水分補給が

出来なくなった場合は、飼い主さんが注射器の様なもので

お水を飲ませてあげてください。

 

・自力で立つことが出来なくなる。

自分で動けなくなると、筋力や代謝能力が低下することから、

肥満井なりやすくなります。

肥満になると様々な病気を引き起こす確率が上がってしまいますので、

食事量や適度な運動に気を付けましょう。

 

この状態でもし病気に掛かってしまったら、もう自力で治すことは不可能です。

病気でなくとも、嘔吐や下痢は内蔵の機能が低下している証拠ですので、

もはや時間の問題と考えて良いと思われます。

 

そんな時、もし、愛犬が病気でずっと苦しんでいる姿を

見ていられない場合、「安楽死」という選択もあなた若しくは

あなた達に委ねられる事になると思います。

この件については、本当に様々なご意見があろうかと思います。

今まで連れ添った愛犬は紛れもなく「家族」であり、

ある人にとっては「兄弟」と呼べる様な間柄にもなっているはずです。

 

彼、彼女たちは自分の意思を伝える事が出来ません。

第三者には分からなくとも、家族には最後に彼、彼女たちが

何を望んでいるのかが、きっと分かると思います。

 

すこしでも長くみんなと居たいのか?

早く苦しみを取って欲しいのか?

 

どんなお願いでも笑顔で聞き入れてあげたいと

私は考えています。

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