スポーツ

白山高校(三重県)野球部が5名から下克上!女性部長を甲子園へ

みなさん、こんにちは。

yoshi3です。

今回は、yoshi3が大好きな下克上!を成し遂げた無名高校野球部の

甲子園初出場にスポットを当ててみたいと思います。

全くの無名校が県大会優勝し甲子園出場を決めたその秘訣とは?

 

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部員5名10年連続初戦敗退の野球部

 

白山高等学校は三重県津市にある公立の高等学校で、1959年に開校し

2018年は開校60周年の節目を迎える年でもあります。

県下でもスポーツが盛んであるとか何かに特筆すべきところがある

といった派手な面が一切ないと言っていいほど、ごく普通の「公立高校」です。

逆に、以前は不良が多いと言われあまり良い印象を持っておられない方も

多いのではないでしょうか?

現在はいわゆる素行の悪い生徒は自主退学や退学処分となり、昔のイメージは

そこにはありません。

自由な校風と先生の生徒に対する教育や進路相談などの熱心さは

素晴らしいものがあります。

 

そんな白山高校の野球部ですが、今年甲子園初出場へ導いた東拓司監督(40)が

就任されたのは5年前の2013年でした。

就任時の野球部員はなんと「5名」。野球どころではない状態で落ち込んだそうです。

就任1年目の県大会壮行会では生徒から「やめとけ、やめとけ。どうせコールド負け

や」とヤジが飛んだとのこと。

2013年秋と2014年春は部員が足らず他校と連合チームを組むしかありませんでした。

グラウンドは雑草だらけ、ベンチも小さな物しかなく、ネットが低いため周囲の田んぼ

に飛び込んだボールをよく拾いに行き、ブルペンやマウンドも一から作りました・・・

 

東監督は「大体大」で読売巨人軍の上原浩治投手と一緒にプレーし、教諭になってから

三重県下でも有数の古豪「県立上野高校(伊賀市)」で野球部監督を務められました。

 

そんな東監督は部員を増やすため「野球をやりたい子がいれば白山へ来て欲しい」と

頭を下げ、周辺中学校を回り少しずつ部員が増えだしました。

「上手い下手は関係ない。とにかく野球が好きな子に来て欲しい」

就任から3年目には年間対外試合数が200試合を超えていました。

とにかく、人数が集まったら対外試合をするという事をされていました。

 

「勝ち負けよりも、対戦相手を見て何かを感じてくれればそれでいい。」

 

「5年前は5人。紅白戦が出来る事が幸せ」

 

そんな東監督の努力が実を結び現在の部員はなんと、50名を超えました。

県下でも屈指の大所帯です。

この数字は野球部のみならず、学校全体に良い影響を与えています。

東監督が就任された5年前の2013年当時、新入生の部活動加入率は10%程度に対し、

今年入学生の部活動加入率はなんと80%を超えたそうです。

 

2016年、1年生部員が一挙「19名」入部。

この年、約30年ぶりの地区予選を突破し、秋の県大会に出場します。

初戦も突破し2回戦で、いなべ総合(夏の甲子園ベスト16)に1-6で負けた際の

選手たちの悔しそうな表情に手ごたえを感じた監督は、対外試合をさらに増やし、

翌年秋の県大会では一気にベスト8に進出!

 

学校内、地域、OB、応援してくれる人がどんどん増え、それが部員たちの

やる気にも直結し、「野球部が校内を盛り上げよう」と野球部員が学校活動への

積極的な参加を呼び掛けているそうです。
 

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野球大好き!男に生まれたかった女性部長

 

白山高校野球部部長は、同校家庭科教諭の川本牧子さん。

そうです、「女性の部長」です。

父親が少年野球の監督をされていた影響で小学校3年生から野球を

はじめるのですが、中学では女子の募集がなく仕方なくソフトボール部に入りました。

高校では野球に関わりたいとマネージャー志望で見学にいくも、

「女子マネージャーは取っていない」と断られ、何度も「男に生まれたかった」

と思ったそうです。

 

そして「野球がしたい、甲子園に行きたい。」という「夢」はあきらめました。。。

 

大学進学後、野球から全く離れた生活を送るなかで、再び野球の道に戻る

きっかけとなったのが、教員になったことでした。

新人教員として「いなべ総合」に赴任した年、野球部顧問の打診があり、

あこがれの「ベンチ入り」を果たすことが出来ました。

 

その後、転勤先の名張西でも野球部部長を務め、7年前に赴任した白山高校でも

部長になりました。

 

川本さんは高校野球というものについて、「高校3年の夏まで」という

限られた時間の中で懸命に練習しプレーするのが最大の魅力と言います。

野球は「気遣い、気配りが出来る人間力を育てる」とも。

 

現在は3児の母で毎日練習に顔を出せませんが、部の経理や事務作業、

また監督には言えない部員の弱音を聞き出す事で、グラウンドでしっかり

集中出来ようにとメンタルケアも女性ならではの発想が素晴らしいです。

 

2017年の選抜大会から「甲子園」で女子部員が練習に参加出来る様になりました。

「顧問としてなら私も甲子園の土を踏めるかも知れない・・・」

 

「有言実行」白山高校野球部にふさわしい言葉だと思います。

そして、東監督と川本部長は出会うべくして出会った。そんな風にしか思えません。

野球という素晴らしいスポーツを介して、今後世の中を背負って立つ若者を育て、

努力の大切さ、夢を諦めない心、自分を取り巻く方々への感謝、自分が得たものを

次の世代へ伝えていく事の大切さ、色んな事を学ぶ3年間。

たった3年間で、これだけの経験を出来た事への自信。

 

生徒たちがどんどんたくましくなっていく姿。

教育者として、これほど嬉しい事は無いのではないでしょうか。

 

「自分たちが先生を甲子園に連れて行きます!」

川本部長、東監督、そして白山高校野球部のみなさん。

高校開校60周年記念の年に、甲子園100回記念大会へ初出場

本当におめでとうございます!!!!

甲子園でも白山旋風を期待しております。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

ではまた次回の記事でお会いしましょう。

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