社会

実写化は原作マンガよりつまらない?原作者が拒否する事は?

みなさん、こんにちは。

yoshi3です。

 

今回は、最近なんだかんだと増えて参りました、「マンガの実写化」

について色々と賛否が分かれていますので、そんな事を調べてみました。

原作マンガには物凄く引き込まれて、週刊〇〇を毎週かかさず・・・

みたいなファンから見た時、その実写化となればいかががなものかと。

 

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原作マンガの実写化はつまらない?

 

 

実写化されるというのは、映画の世界ではよくある事ですよね。

元々人気があった小説をある監督が惚れ込んで、映画化したいという所から

始まって、何億円もの資金と何年もの時間をかけて、最近ではあらゆる映像

技術まで導入し、実際には危険すぎて出来ない事も映像の世界では可能にし、

見ている人をどんどん映画の世界に引き込み、ある種の仮想現実を生み出すのが

実写化の意味なのかなぁ?と思ったりします。

 

小説ファンの方に言わせると、文字の世界を自分の頭の中で想像(映像化)

しながら読み進める方が自分の世界に没頭出来るし、文字で伝えようと

している分細かな表現が多く、よりリアルに想像してしまうので映画化

された作品を見ていると、例えば自分が「怖い」と感じたシーンが一瞬の

出来事で処理されていて、

「あれ?」

みたいな事があったり、あのシーンが無い・・・といった事も多々あると。

 

なので、原作を読んでから実写化された作品を見ると、

どうしても「つまらない」という印象を持ってしまうので、

原作を読んだ作品の映画は見ない。という方もおられます。

最近のマンガ実写化においても、同じような事が言えるのでは?

と思ったりするのですが、意外とそうでもない?

という事が見え隠れしています。

 

というのも、マンガの実写化においてはいきなり「映画化」ではなく、

テレビドラマとして発信し、視聴者の反応をみてスペシャル版を映画化し、

さらに話題作りを広げる。

といった流れになっていますので、テレビ放映の時点で人気が出なければ

映画化はない。

そんな感じですね。

但し、例外もありあますよ。当然。

 

なので、重要になって来るのは原作マンガのイメージを如何に崩さない様にするか?

という事と、新たな面白さを見出してもらえるか?が人気を分ける要素になります。

そこで重要になるのが「キャスティング」のはまり度合いですね。

 

ここ最近では、お隣の国まで人気が及んだヒット作「花より男子」が

大成功の良い例でしょう。

元々は、少女漫画から始まっているので、知らない男子がたくさんいたはず

にも関わらずキャスティングが絶妙で、逆に実写化したことで知らなかった

人たちにも知ってもらう事が出来たし、国を超えて大人気になった大成功の例です。

 

そうなれば、映画化も続編もやはり期待度がUPしますので、逆に変な作品を作れないと

いうプレッシャーは「半端ない」のだと思いますが。。。

 

原作マンガの実写化において、このキャスティングの重要性は何を差し置いても

最重要事項なのかも知れません。

なので、「はまり役」という事では新人俳優さんなどにも大きなチャンスになる可能性も

高く、これまでは「ヒーローシリーズ」がきっかけでドラマなどに出てきた新人さんが

多いのですが、「新ヒーローもの」は誰も知らない作品なので、ヒーローというカテゴリー

に興味がなければ、誰も見ない可能性があります。

 

ところが、マンガの実写化においては、「元々人気があった」ものを実写化するので、

その時点である程度の興味を引くことが可能で、スタートラインから全く違う訳です。

 

「ヒーローものファン」もいらっしゃると思いますが、「マンガファン」の方が

圧倒的に数としては多いわけで、まず入口の時点でどれだけの方に訴求力があるか?を

考えれば、当たるにしても外すにしてもどちらが影響力が大きか?考えるまでも

ありませんね。

 

少し古い感じはしますが、「のだめカンタービレ」もマンガの実写化で、

あのドラマでマンガを知り、原作を読んでみたいという人が沢山いらっしゃった

のではないでしょうか?

あの「ドラマ」もやはりキャスティングが絶妙だったと感じますし、

役者さんの演技力も問われるなぁ~。。とは思いました。

ということは、新人さんが出るにはちょっとハードルが高すぎるのか?

事務所的にも視聴率を左右する事になるので、新人を推す訳にはいかないんでしょうね。

 

人気ドラマを振り返ると意外とマンガの実写化が多く存在しています。

そこで、ふっとした素朴な疑問ですが・・・

 

 

マンガの原作者は実写化を拒否する事があるのか?

 

自分が精魂込めて書き続けてきた「マンガの実写化」という所で、

原作者のマンガ家さんは、それらを拒否・拒絶することは無いのか?

と、疑問に思ったのです。

 

単純に「面白くなる」のであれば、拒否する理由はないと思います。

監督の裁量や、キャスティングによっては全く面白くない、

「つまらない」作品になってしまい、原作の印象にも影を落とす事にも

成りかねない訳ですから、単純に実写化の話が来たからと言って、

「はいはい。」みたいな事にはならないと思います。

 

事実、昨年映画化された「銀魂」主演:小栗旬はテレビアニメとしては

放映されていましたが、実写化となれば、話は別。

何度となく水面下で実写化の話が持ち上がったらしいのですが、

すべて断られることになります。

やはり、原作者である空知英秋先生からのダメ出しで、「銀魂」の世界観を

再現するという部分で、簡単に実写化してはならない。

という思いがあったということです。

 

当然の流れだと思います。。。

いくら技術が進歩したとはいえ「世界観」というのは原作者の頭の中で描かれた、

いわゆる「空想の世界」なのです。

 

それを形にしていく為には、原作者と同じ感性を持った人がその映像を作るしか

方法がないと言っても良いと思います。
 

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そんな世界観がどうやって実写化に至ったのか?

 

ある作品がきっかけで、「あの人が作るなら、もしかしたら出来るかも知れない」

と、空知先生が「そう思えた人が居た。」ことです。

 

その一言がきっかけで、実写化の話がどんどん進みました。

それでも、「銀魂」実写化の発表時は「原作マンガファン」の理解は

なかなか得られず、否定的な意見もありました。

 

ただ、空知先生からすればそんなことは当たり前で、

「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから、基本泥船。

全員「銀魂」と一緒に死んでもらう。

今更何をやっても、読者のみなさんの『銀魂』のキャラ像は

ブレないと信じてますし、覚悟の上でこの泥船に乗りたいと

言ってくれた方々ですから、そんな人たちの作る別の形の銀魂なら

コケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかな。」というのが、

空知先生の率直な気持ちだとコメントされています。

 

そして、ファンは空知先生と共に、この映画「銀魂」を楽しむ事になりました。

まとめ・・・

 

どの世界でも言える事かも知れませんが、自分の他に自分と同じ気持ちで

同じ所を目指して頑張る人がいます。

何もなければ決して交わる事が無い人。

何かがきっかけになる事でそんな人と人が交わる時、

お互いがこれまでに無いほどの刺激を受け、

これまでにない程の力を発揮する。

それが、人と人が出会うという事の意味なんだと思います。

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

では、また次回の記事でお会いしましょう。

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